2020.3.9 症例集を更新しました。パンチアウト法を用いたインプラント歯肉部のスキャロップ形態の構築

症例blog 更新しております。

1、2010年5月21日初診、40代女性。知人からのご紹介で来院されました。インプラントとセラミックを用いて全顎的な治療をしたいという主訴でした。左上には④5⑥のブリッジが装着されていましたが、はずれてしまった状態でした。

2、左上4はジルコニアベースのオールセラミッククラウン、左上5はインプラント、左上6は金合金を用いたアンレー(歯のムシ歯治療のために切削した部分を埋めるために製作された詰め物で咬頭頂(奥歯のかみ合わせ部分)を一箇所以上含むもの)により補綴治療(ほてつちりょう・・・歯にクラウンやブリッジや義歯を入れる治療)をおこないました。インプラント手術による傷跡はありません。ブラックマージン(クラウンと歯肉の間に黒い線が出てしまったり、歯肉が 黒っぽく変色すること)やブラックトライアングル(歯と歯の間のすきまと歯肉に囲まれた部分に出来る黒くみえる三角形の空隙)を生じることもなく、適切な歯肉のスキャロップ(貝殻のような形をした歯肉の高低差)が構築されたことにより、インプラントとセラミッククラウンが歯肉と自然に調和しています。

療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。