インプラントとは・・・

インプラント治療とは、歯の抜けたところにインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に取り付ける治療法です。埋め込まれたインプラントは、骨と結合してしっかりと固定されます。その上に取り付ける人工の歯も、患者さんに合わせて一本づつ作るので、噛みごこちも天然の歯とほとんど変わりません。

CT等を用いて術前の診査・診断を正確に行い、安心して治療を受けて頂ける環境を整えています。

[CT撮影¥20,000円、臼歯部インプラント¥430,000円、インプラント治療に対するリスク・副作用として、術後腫脹・術後疼痛・歯肉退縮等が生じる可能性があります。術前に的確な診査・診断を行い、リスクを最小限に抑えられるよう努力しております。]

実際におおむら歯科医院で行った治療例を示します。

CASE 1 

審美性を考慮した破折歯に対する抜歯後即時インプラントとセラミック治療

2017年3月10日初診、50代女性。右上1の歯肉が赤く腫れていることを主訴に来院されました。この患者様のご子息が歯科医師であり、この歯の治療ができる歯科医院を探して欲しいと頼んだところ、ご子息が当医院のホームページを見て当医院を勧められたとのことでした。初診時には、右上12と左上1がセラミッククラウンにより治療されていました。右上1の歯肉は赤く腫れ炎症をおこしており、当初は歯周病か歯根破折か診断がつかず、歯周病の治療に準じた治療をおこないました。

2018年7月5日治療終了後の写真です。結局、右上1は歯根が破折しており、歯の長さも短かったために保存することができず、インプラントにて治療をおこないました。同時に、右上2と左上1にセラミッククラウンにて治療しなおしました。歯肉の形態や位置も揃い、ブラックトライアングル(歯と歯の間のすきまと歯肉に囲まれた部分に出来る黒くみえる三角形の空隙)も生じず、周囲の歯肉とも調和して審美歯科治療が達成されました。

 

*治療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。

CASE 2 

ブリッジ破損後の前歯部審美インプラント治療

*治療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。

 

CASE 3 

インプラントとセラミックを用いた臼歯部審美歯科治療

2012年7月12日から当医院で管理中の患者様。現在は50代で女性の患者様です。初診は近隣の歯科医からの紹介で、当初、右下567にインプラントをしました。1は2017年11月30日の左側臼歯部の治療前の写真です。左下④56⑦のブリッジのポンティック(ブリッジにおける欠損部を補うために支台装置(両脇の土台となっている歯)に連結される人工歯)部が削れて劣化しています。また、支台歯(しだいし)(歯のない部分にブリッジや入れ歯を入れる際、支えとなる歯のこと)である左下4には虫歯がありましたので、このブリッジを外し、インプラントとクラウンにより補綴治療(ほてつちりょう・・・歯にクラウンやブリッジや義歯を入れる治療)をおこなうこととしました。上下の咬み合わせも乱れており、左上56のクラウンも劣化していたので、上下同時に治療をやり直しました。

2018年8月1日治療の終了後の写真です。左下56はインプラント、左上56、左下4はセラミッククラウン、左下7はゴールドのクラウンで補綴治療をおこないました。咬み合わせも整い、審美的な治療がおこなわれました。

 

*治療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。

CASE 4

インプラントとセラミックを用いた臼歯部審美歯科治療

2010年5月21日初診時の写真、40代女性でした。知人からのご紹介で来院されました。インプラントとセラミックを用いて全顎的な治療をしたいという主訴でした。右上45にクラウンが装着されていました。右下6は欠損、右下45は虫歯が深く、神経を取らなければならないような状態でした。

2017年12月20日、右下45装着から5年10ヶ月後です。右上6の天然歯の歯肉近くの充填物は若干欠けていますが、クラウンやインプラントは、周囲の歯肉の退縮もなく、非常に安定しています。

 

*治療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。

CASE 5 

インプラント周囲に遊離歯肉移植術で付着歯肉を獲得した症例

50代女性。右下臼歯が欠損している状態でした。右下56にインプラント、右下4をセラミッククラウンで治療し直す計画を立てましたが、付着歯肉(歯と歯槽骨に付着している部分の硬くて厚い歯茎のこと。頬や唇をひっぱっても動かない可動性のない部分。抵抗力がありブラッシングや細菌などの外部からの刺激に耐えられる。抵抗がなく、可動性がある薄く柔らかい部分の歯茎は歯槽粘膜という)の幅が十分ではありません。

右下56にインプラント、右下4にクラウンを装着しました。全てをセラミッククラウンにより治療しています。付着歯肉が十分でない部分に対しては、遊離歯肉移植術(上顎から固い粘膜を採取して移植する手術)を用いて付着歯肉の幅を増やしました。インプラント周囲の歯肉のスキャロップ(貝殻のような形をした歯肉の高低差)も適正です。右下4セラミッククラウン周囲の歯肉には炎症もなく、ブラックマージン(クラウンと歯肉の間に黒い線が出てしまったり、歯肉が 黒っぽく変色すること)やブラックトライアングル(歯と歯の間のすきまと歯肉に囲まれた部分に出来る黒くみえる三角形の空隙)も生じていません。

 

*治療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。

CASE 6

インプラント周囲の角化粘膜(固い歯茎)獲得の必要性について

2013年10月31日初診、40代女性。他歯科医院からのご紹介で来院されました。右下に歯がないので、インプラントをしたいという主訴でした。1は2014年1月14日、インプラント1次オペ(インプラントを植える手術、インプラントを植えたあとは、歯肉を元にもどして、インプラントが骨と接合するのを3~6ヶ月待つ)の直前の写真です。

2014年10月10日、インプラントにクラウンを装着して12日目の写真です。インプラント周囲に付着歯肉(歯と歯槽骨に付着している部分の硬くて厚い歯茎のこと。頬や唇をひっぱっても動かない可動性のない部分。抵抗力がありブラッシングや細菌などの外部からの刺激に耐えられる。抵抗がなく、可動性がある薄く柔らかい部分の歯茎は歯槽粘膜という)が作られ、歯肉のスキャロップ(貝殻のような形をした歯肉の高低差)もできました。

インプラント周囲の粘膜(歯茎)は、できるだけ付着歯肉が望ましいです。そのために、インプラント2次オペ(インプラントに土台を立てて粘膜から貫通させる手術)の手術の際に、同時に固い歯茎を作る手術がおこなわれます。色々な術式がありますが、今後すこしずつ紹介していきます。

非常に審美的で、歯ブラシもしやすく、機能的なインプラント治療がおこなわれました。

 

 

*治療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。

CASE 7

インプラントによる咬合再構成

2014年1月17日初診、50代男性。奥様からのご紹介で来院されました。欠損部にインプラントをしたいという主訴でした。

2016年4月5日、術後の写真です。右上456、左上456、左下56、右下6と、計9本のインプラントにより補綴治療(ほてつちりょう・・・歯にクラウンやブリッジや義歯を入れる治療)を行いました。この症例では計10回以上の手術を行いました。インプラントの手術では、隣接する歯まで切開を入れなければならないことがほとんどです。切開の方法を間違うとその歯の歯肉が極端に下がったり(歯が長くみえるようになる)、歯間乳頭(歯と歯の間に位置する歯肉でピラミッド状をしている 歯間乳頭が無くなるとブラックトライアングルといわれる黒く見える空隙ができ、食片がつまったり、会話中に空気がもれたりするとともに、審美性に大きく影響することになる)が喪失することもあります。右上3と左上3周囲の術前・術後の歯肉の位置と形態に変化がないことにご注目ください。歯科医師はこういうところに常に気を配らねばなりません。

 

*治療内容の詳細はこちらのblogに記載しております。

 

これらの症例は自由診療によるものですが、当医院では保険診療もおこなっております、どうぞお気軽にお声掛けください。尚、全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後結果も変わりますので、何か気になる点がありましたらご相談ください。